肩の痛み・五十肩（四十肩）

●洋服の脱ぐのがつらい
●髪の毛を洗うのがつらい
●洗濯物を高いところに乾すときに痛む
●夜中に腕が痛む

上記のような症状や肩を上げたら痛みが出る症状を他の整体院や整骨院ではよく調べないで「五十肩ですね」と言ってマッサージや電気を当てる施術を行っているところは多くあります。

肩関節の痛みでも肩関節のどこを痛めているのかで行う施術アプローチは大きく変わってきます。当院では肩関節の動作検査や患者さんの日常生活での痛みの出る動き関節可動域などから痛みの原因組織をみつけ施術にあたっております。

関節包拘縮とは肩関節の回旋筋腱板（棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋）と言われる筋肉が柔軟性を失い関節付着部で関節包に癒着して起こる強い関節運動制限と痛みを伴う状態です。関節包拘縮の改善には回旋筋腱板だけでなく鎖骨の下の小胸筋や肩甲骨の前鋸筋の柔軟性を出すような施術やセルフケアが大切でになってきます。

関節包拘縮（五十肩）と違いこちらは回旋筋腱板（主に棘上筋・棘下筋）に炎症もしくは傷が入っている痛みです。腕を上げると上に上がるが途中の角度（90°～１２０°）が痛むペインフルアークと言う痛みの出かたが特徴的です。腱板炎になった後、更に悪化すると腱板断裂になって棘上筋が切れてしまう場合もありますので早期の施術がとても大切です。腱板炎になる原因ですが転倒して手を着いて痛める外傷性のものや、スポーツなどの腕の使い過ぎ、重量物を持ち上げる仕事を頻繁に繰り返すなど腕の使い過ぎが多いのです。姿勢分析の視点から見ると巻き肩といって肩が内側にズレているケースが多いので肩関節関節面の矯正施術がとても効果的です。

肩関節は上腕骨と肩甲骨で構成される関節ですが、インピンジメント症候群とは上腕骨の骨頭が肩甲骨の肩峰と呼ばれる関節天井部分にぶつかりその間にある肩峰下滑液包という関節のクッションの役割を果たす組織が挟まって痛みが出ます。肩峰下滑液包と一緒に棘上筋腱も挟まれるため腱板炎と同じように肩を上げて行くと途中の角度（90°～１２０°）で痛みがでたり肩を高い位置から下げる時に痛むのも特徴の１つです。原因の１つに肩を上げる際、上腕骨だけ上がってきて肩甲骨が動いていないとインピンジメント（衝突）が起こるため肩甲骨の動きの柔軟性が改善にはかかせません！

上腕二頭筋は腕の力こぶを作る時に盛り上がってくる筋肉ですが肩関節の付着部付近で上腕骨の大結節と小結節の間にある結節間溝（肩関節の前方部分）という窪みを通るのですがそこで腱が擦れて起こる痛みです。痛みの出る箇所は肩関節前方部で肩を前からあげる時や肘を曲げる時に痛むのが特徴です。施術では上腕二頭筋の柔軟性を出すことと猫背姿勢からくる巻き肩など肩関節のアライメント（関節位置）の改善も大切となってきます。

ＱＬＳとはクワドリ・ラテラル・スペースの略で肩関節を後方からみて上腕骨と上腕三頭筋と小円筋と大円筋で出来た四角形スペースを腋窩神経が通っています。ＱＬＳを構成する筋肉に柔軟性の低下が起こると腕を上げた際にこの四角形スペースが狭くなり腋窩神経が挟まれて肩関節外側に神経絞扼痛として痛みが出る状態です。この痛みのメカニズムを理解しているセラピスト（施術家）はなかなかいないと言ってもよいと思います。ＱＬＳの痛みはセラピストがこの病態を理解していれば改善できる症状の１つです。

野球、テニス、バレーボール、バスケットボールなど過度に肩関節を使う競技でインナーマッスルに使い過ぎによる炎症が起きている痛みです。野球肩などの症状は使い過ぎ以外にも投球ホームの改善等で身体に負担がかからない投げ方も説明させて頂いております。スポーツ障害の肩関節痛にはコンビネーション施術機（プロスポーツ選手、オリンピック選手も使用）も効果的です。

肩関節周囲にリン酸カルシウムなどの老廃物が溜まり石灰化して肩関節を刺激しています。石灰性の腱板炎には急性期タイプと慢性期タイプに分けることが出来ます。急性期タイプは大量の石灰がごく最近（２～３日以内）出てきて固まる前の粘液上の状態で炎症を起こしていて、夜寝る時に寝れないほど激痛を伴います。この場合は整形外科でのステロイド注射をお勧めします。慢性期タイプとは石灰の量が少量だと急性期に炎症を起こさない為、いつの間にか出来ていた固まった石灰が腱板と擦れて痛みと引き起こします。同じ様に夜間痛を伴いますが寝れないほどではなく当院での整体施術やコンビネーション機で改善が見込まれます。

肩の施術で最も大切なのは肩の痛みを出している組織とメカニズムを施術者側が理解して施術できるかです。当院では五十肩・腱板炎・肩峰下滑液包炎・二頭筋長頭腱炎・腋窩神経絞扼で全て施術アプローチを変えています。肩のどの組織が痛みを引き起こしているかを理解せずに、ただ電気かけてマーサージして猫背矯正してで良くなるほど肩の痛みを改善することは簡単ではありません。

痛みの早期改善や再発を予防するために患者様に自宅でやっていただく効果的な体操も説明させて頂きます。

●インナーマッスル（体幹）トレーニング
●ストレッチポールの使用方法
●慢性腰痛の体操
●五十肩の体操
●姿勢改善体操
●脊柱管狭窄症の体操
●ギックリ腰の体操
●歩行改善運動

清瀬旭が丘整骨院の院長の海端亮です。
ここ数年で清瀬市、新座市でも数多くの接骨院（整骨院）や整体院が出来患者様はどこの整骨院で施術を受ければ良いのか悩まれている方も沢山いるとおもいます。整骨院によって行う施術は様々です。
私自身も今までに数多くの施術法を勉強してきてこの施術法が一番良いということは一言では言えないことが最近分かってきました。大切なのは患者様の身体の状態に合った施術法を適切に提供できる能力だと感じています。
病院や他の整骨院で施術していてもなかなか改善されていない方に当院を頼って頂きたいと考えております。

今までいくつかの整体院で施術を受けたけどなかなか良くなってない患者様はおそらく施術者側が痛みの原因をしっかりと把握できていない為だと思われます。
当院は初診時の問診や運動検査に時間をかけ患者様の痛みの原因をみつける事をとても大切にしています。
痛みの原因を正確に把握できればその原因改善に最も適切な施術方法を提供すれば患者様が少しでも早く改善できると感じています。。